秋の彼岸。暦を知るかのように彼岸花が咲きます。
別名曼殊沙華 。
あでやかな赤。はなやかな形。
葉もなく、すっくと立つ姿は、妖艶。
そんな彼岸花の花言葉は?
なんだか、妖しく怖そうですね。
彼岸花の花言葉は怖い?
子どものころ田んぼのあぜ道から「きれいな赤い花」を摘んで帰ったら、「縁起が悪い!」「お墓の花だから!」と叱られて。
それが彼岸花でした。
彼岸花は、その赤色と形が火焔を連想させることから、「火事になる」という言い伝えがあります。
たしかに、それは縁起が悪いようです^^;
また、彼岸花にはいくつかの別名があります。
そのうちのひとつが「死人花 」
お墓の近くに植えられたことに由来する異名です。
かつて埋葬の主流が土葬だったころ、なきがらを守るために彼岸花が植えらました。
それは、彼岸花には毒があるから。
ネズミやモグラなどが墓を荒らすのを防ぐために彼岸花が植えられたのです。
田んぼ近くに植えられたのも、作物を守るためでした。
彼岸花には、このほかにも「地獄花」「幽霊花」などの別名があります。
どれも、お墓や死をイメージする怖い名前ですね。
でも…これはあくまで異名。
花言葉ではありません。
彼岸花の花言葉 赤
彼岸花の怖い異名とはうってかわって、花言葉は華やかです。
赤い彼岸花の花言葉は
「情熱」
紅蓮の炎を思わせる、真っ赤な彼岸花にぴったりです。
「独立」
地面からすっくと伸びる茎に、大きく花開く姿。凛としています。
そして、
「想う人はあなただけ」
「また会う日を楽しみに」
情熱の赤にも通じる、思いや気持ち。
また、逝った人を強く思う気持ちも表せるでしょう。
必ずいつかまた会える。
彼岸花の花言葉 白
白色の彼岸花の花言葉は、赤い彼岸花の花言葉と共通します。
「想う人はあなただけ」
「また会う日を楽しみに」
赤の情熱がはずれて、静かに思う気持ちが際立ちます。
彼岸花の花言葉 まとめ
日本では死をイメージさせることもある彼岸花。
怖い異名もたくさんありました。
でも、花言葉は怖くありませんでしたね。
風習はともかく、その毒性を思わせる花言葉もなかったのが意外です。
禁忌の印象をもつひともいる彼岸花。
プレゼントするには万人向けではありませんが、「想う人はあなただけ」と伝えたい気もします^^
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