ハロウィンの飾りや仮装。
こわいモンスターやかぼちゃに紛れて、なんでだか黒猫ちゃんがいる。
可愛いのにね?
ハロウィンに黒猫がいるのはなぜかしら?
それには、こわーい意味や由来が!?
ハロウィンで黒猫がいる理由がわかれば、仮装でも化けがいがあるかもですよ^^
ハロウィンに黒猫がいるのはなぜ?
ハロウィンといえば、カボチャとモンスター。
そんな中に、かわいい黒猫がいる不思議。
ハロウィンに黒猫がいる理由って?
それは、黒猫が魔女のお供だから。
でも、ただのペットじゃありません。
魔女の命令で、しっかりお仕事をするのです。
これを「使い魔」ともいいます。
使い魔の黒猫は、魔女の代わりに偵察したり、伝言をしたり、時には戦ったり。
しっかり働きます。
逆に、お留守番をすることもあります。
また、魔女自身が変身して、黒猫の姿になることも。
闇夜に紛れる、漆黒の猫。
音を立てずしなやかで、かつ機敏な動き。
鋭い牙と爪。
魔女のお仕事をするにはぴったりなのです。
ハロウィンの黒猫は、魔女の使い魔。
または、魔女が変身してるって設定で、モンスターの仲間入りなのでした。
ハロウィンの黒猫の意味って?
黒猫の意味は、世界各国のいろいろな文化で様々に異なります。
ある国では幸福の兆し、べつの国では不幸の前触れになったり。
たとえば、古代エジプトでは、黒猫は神聖なものとして崇拝されていました。
猫のための法律があったり、猫のためのお墓があったり。
「バステト」という猫の顔の女神さまもいました!
イギリスや日本では、黒い猫は幸運の象徴です。
日本の黒い招き猫は、魔除け厄除けの意味もありますよ。
一方、ヨーロッパの多くの国では、黒猫は不吉とされています。
中世のフランスやスペインでは、魔女に関連して、黒猫は不幸と呪いをもたらすと考えられていました。
いまでも、猫が目の前を横切るのは、不運の象徴と感じる人がいます。
ハロウィンの黒猫は、魔女のお使い。
だとしたら、やっぱり不幸や呪いの意味をもつことになりますね。
かわいいのに…コワイヨー
ハロウィンの黒猫の由来
紀元前6世紀のころから、エジプトでは猫は大切にされていました。
時代を経るごとに、家畜からペットへ、そして神格化されるまでに昇格した猫。
それが、ヨーロッパでは魔女の使いとして悪役の仲間入りになっちゃうなんて。
どうしてそんなことに?
ハロウィンがうまれたのは古代ケルト。
ケルトでは、ハロウィンよりも前に、サウィン祭というお祭りがありました。
そのころすでに、猫は特別な生き物。
魔法の力を持つと恐れられていました。
中世には、黒猫は魔女の使い魔という伝説が定着します。
また、魔女は猫に変身して、夜の街を歩くとも。
魔女は、魔法で人に災厄をもたらす者。
この魔女を捕らえ、処刑したのが「魔女狩り」「魔女裁判」です。
魔女狩りが最も盛んだったのは16世紀から17世紀の末。
魔女狩りでは、魔女だけでなく、魔女と結びつくものすべてに目が向けられました。
その最たるものが黒猫です。
黒猫は魔女の使い魔。そして、魔女自身かもしれませんから。
ハロウィンがアメリカに定着したのは19世紀になってから。
いまわたしたちが楽しむハロウィンになったのは、20世紀以降のことです。
(意外に最近!)
ハロウィンの時期には、この世とあの世とがつながり、行き来ができるようになるといいます。
親しいご先祖さまも戻ってきますが、悪霊もやってくるのです。
このようなことから、ハロウィンの伝統的な飾りつけや仮装には骸骨、幽霊、墓石、伝説の魔物が使われるようになりました。
魔女もそのひとつ。
そしてそのお供の黒猫も。
近年のハロウィンの仮装には、恐いものばかりでなく、天使やプリンセス、映画の登場人物なども加わりました。
だからこそ、ハロウィンの黒猫って?
と思われるわけですが。
そこは、かわいいから!ではなく、
あくまで、こわいから!という立ち位置で存在するのでした。
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