夏休みの読書感想文の本選び。
ふだんお話の本は読まないけれど、図鑑なら大好き!なら、写真絵本もおすすめです。
写真絵本なら、主人公の気持ちを推しはかったり、自分の体験に照らしたりしなくてもいいので!
身近なものの意外な姿や、生き物の様子、ふつうでは行けない場所の景色。
知らなかったな。驚いたな。わくわくするな。と思えたら、そのことを感想文に書きましょう。
好きだな、気になるなと思うページがあれば、そこに書いてあることについて書くのもいいですね。
小学生のおすすめ写真絵本
『いろいろはっぱ』
小寺 卓矢/写真・文 佐藤 孝夫/監修 アリス館
葉っぱには、いろいろな形がある。丸いの大きいの。長いの。 北海道や東北地方の草木やシダの葉の写真がたくさん。自分の家のまわりの葉っぱも集めたくなっちゃうかも。
『中をそうぞうしてみよ』
佐藤 雅彦/作 ユーフラテス/作 福音館書店
椅子やボールペン、貯金箱など、身近なものをX線写真で見てみると?ふだん目にしているカタチはそのままで、中はどんなだろう。想像するのが楽しい絵本。想像と同じだったもの違っていたもの。どれかな?
『さかなのたまご:いきのこりをかけただいさくせん』
内山 りゅう/写真・文 ポプラ社
川底の砂利に卵を産んで隠すサケ。貝に管を差し込んで卵を産むニッポンバラタナゴ。魚たちの、子孫を残すための「大作戦」。
『海のぷかぷか ただよう海の生きもの』
高久 至/写真 寒竹 孝子/文 アリス館
大きなクラゲや小さなプランクトン。魚やエビ・カニの赤ちゃん。浮かんで漂って、海にくらす「ぷかぷか」な生き物たち。その姿かたちは、とっても不思議です。
『このあいだになにがあった?』
佐藤 雅彦/作 ユーフラテス/作 福音館書店
並んだ2枚の写真。始めと終わり。この間には、どんなことがあったのかな? これは、文字を読む本ではありません。写真を見る…。いいえ写真の行間を読む本です。というと難しそうだけど、なぞなぞみたいで楽しいの!
『石の卵』
山田 英春/文・写真 福音館書店
表紙の写真はただの石ころのように見えます。でもその中は、おどろきの模様。ずっとずっと昔、まだ人間もいなかったころにできた石。海で生まれた「ドラゴンの卵」と山で生まれた「サンダーエッグ」の写真絵本。
『さかなだってねむるんです』
伊藤 勝敏/写真 嶋田 泰子/文 瀬能 宏/監修 ポプラ社
水の中のさかなも眠るんですって。どんなふうに眠るの?色を変えたり、砂にもぐったり、隙間に隠れたり。さかなって、安心して眠るのたいへんなのね。魚たちの「おやすみ」の方法に感心します。
『干したから…』
森枝 卓士/写真・文 レーベル館
身近にある食べるために干したもの。梅干し。アジの開き。それから?世界には、びっくりするようなものが干されています。世界の干物をみたあと、目の前の食卓に目を向ければ、ああこれも!と気づくでしょう。
『やさいの花』
埴 沙萠/写真 嶋田 泰子/文 ポプラ社
ふだん食べているいろいろな野菜。だけど、花って見たことある?ゴボウ、ダイコンは根っこを食べるけれど、どんな花が咲くのかな?身近な野菜の知らなかった一面を知ることができる絵本。
『追跡!なぞの深海生物』
藤原義弘/写真 藤原義弘 野見山ふみこ/文 あかね書房
探査船「しんかい6500」が見た深い海の中。体が透ける魚や、光る生き物、クジラを骨まで食べてしまうものまでいます。自分では行けない場所の、知らなかった世界を探検できます。
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