がっこうだってどきどきしてる あらすじと読書感想文の書き方ポイント

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読書感想文


『がっこうだってどきどきしてる』夏休みの読書感想文を書くために。
あらすじと読み方のポイントをご紹介します。

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『がっこうだってどきどきしてる』
アダム・レックス/文
クリスチャン・ロビンソン/絵
なかがわ ちひろ/訳 WAVE出版
2018年青少年読書感想文コンクール低学年課題図書。

がっこうだってどきどきしてる あらすじ

街にレンガでできた新しい建物ができました。
青いドアの上には「がっこう」と書いてあります。
「そうか、ぼくは がっこうなんだね」と建物はにっこり笑って言いました。
でも建物は生まれたばかりなので、「学校」がどんなところか知りませんでした。

男の人がやってきて、お掃除をしてくれました。用務員さんです。
「そうか、ぼくは ようむいんさんの いえなんだね」と言うと、
用務員さんは「ちがうよ」って。
学校だから、子どもたちがきて、勉強したり、遊んだりするんだって。
学校は心配な気持ちになりました。
学校は、用務員さんも一緒にいてくれるといいなと思ったけれど、だめだって。
学校は、ますます心配になりました。

新学期。大勢の子どもたちがやってきました。
学校はどきどきしながら子どもたちを見ていました。
子どもたちは、ジャングルジムやすべり台で楽しそうに遊びます。
でも、校庭のすみっこでは、学校なんて大っ嫌いという子も。
学校は、胸をぐさりと刺されたような気持ちになりました。
学校いやだーとそばかすの女の子が泣いています。
「みんな、ぼくのことが きらいなんだね」と学校はため息をつきました
学校は、学校大嫌いと言った男の子に水をひっかけてやりました。

1年生の教室で、生徒の自己紹介がありました。
みんなが自分の名前を名乗ります。
でも、そばかすの女の子は、名前を言わずに小さな声で「学校なんて嫌い」とつぶやきました。
「うん、ぼくだって きみのことがきらいさ」と学校もつぶやきました。

気持ちがとげとげしていた学校は、うっかり非常ベルを鳴らしてしまいました。
子どもたちは逃げ出します。
あわててベルを止め、「みんな もどってきて! ぼくが まちがえた だけだよ」
学校は、子どもたちひとりひとりにあやまりました
そばかすの女の子にも「ごめんね」と言いました。

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給食の時間。
子どもたちは楽しく食事をしています。ひとりの子どもが、笑いすぎて牛乳をこぼしてしまいました。
学校は「きたないなあ」と言いながらも、一緒に笑ってしまいました。
そばかすの女の子も笑っています。

算数の授業では、子どもたちと一緒に勉強しました。
お絵かきの時間、そばかすの女の子は学校の絵を描きました。
先生は「上手に描けたわね」と褒めて、学校も本当にそのとおりだと思いました。
その絵を先生が壁に貼ると、画鋲がくすぐったくて、学校は笑ってしまいました。
そばかすの女の子も笑っています。

放課後。
子どもたちは下校して、用務員さんがやってきました。
学校は、今日の出来事を話します。
そして、もじもじしながら「あのこたち、あしたも また きてくれると いいなあ」と言いました。
用務員さんはうなずいて、「きっと くるよ。あしたも あさっても。そして もっと がっこうが すきになるさ」と言ってくれました。

用務員さんは言います。
学校には子どもたちが毎日やってくる。
勉強して遊んで。泣いて笑って喧嘩して仲直りする。
みんないつまでも学校のことは忘れない。
こんなにすてきな建物はめったにないよと。

学校は黙ってにっこり笑いました
本当にそのとおりかもしれないと思ったから。

がっこうだってどきどきしてる 読書感想文の書き方のポイント

『がっこうだってどきどきしてる』は、生まれたばかりで何も知らない学校の、いろいろな初めてのどきどき気持ち、心の変化をつづったお話しです。

「学校の気持ち」は要所で明文化されているので、小学校低学年でもわかりやすいでしょう。
お話のなかで、学校の気持ちは、子どもたちの様子に連動して変化します。

読書感想文を書くなら、
学校の気持ちの変化に注目する。

自分にとって初めての出来事のときの気持ちを思い出す。

自分の学校での出来事を思い浮かべて、そのとき学校はどんな気持ちだったか想像してみる。

子どもたちがこない夏休み、学校の気持ちはどんなだと思う?

などについて書いてみるといいでしょう。

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