夏休み中の8月には、終戦の日があります。
夏休みの宿題の読書感想文、読む本が決まらなかったら、これまでの戦争やこれからの平和について考える本を読むのもいいかもしれません。
ここでは、直接深刻な描写がなく、読む人ひとりひとりが自分なりの感じ方ができる絵本を選びました。
低学年でも中学年でも高学年でも(そして大人でも)年齢に関係なく読める本です。
子どもたちは、いま読んで、来年読めばまた違った感想になるかもしれません。
小学生の読書感想文おすすめ本 平和について考える絵本
せかいで いちばん つよい国
作・絵: デビッド・マッキー
訳: なかがわ ちひろ
出版社: 光村教育図書
大きな国の人たちは、自分の国が一番しあわせだと思っていました。そして、世界をしあわせにするには、どの国も自分たちと同じになればいいと考えました。武器をもって諸国を征服し、最後に残ったのは小さな小さな国。その国には、兵隊がいませんでした。大きな国が小さな国を征服するのなんて簡単?
そらいろ男爵
文: ジル・ボム
絵: ティエリー・デデュー
訳: 中島 さおり
出版社: 主婦の友社
青い飛行機に乗り、青い空を愛する「そらいろ男爵」は、不本意ながら出征しなければならなくなりました。でも、そらいろ男爵が飛行機から投下するのは爆弾ではありません。
落とすのは、当たれば痛い百科事典!次から次へといろいろな本を落とします。敵兵たちは本を拾って読み始めます。さて、戦況は?
おうじょさまとなかまたち
作・絵: アローナフランケル
訳: もたいなつう
出版社: 鈴木出版
王女さまと仲間たちが住む小さな国にイモムシがやってきました。イモムシは誰かにいじめられるとおなかいっぱいになって大きくなるのです。わざとみんなに嫌われることをして、どんどん大きくなるイモムシ。ついには怪獣のように大きくなってしまいます。
しろおうさまとくろおうさま
作: こすぎ さなえ
絵: たちもと みちこ
出版社: PHP研究所
白の国のしろおうさまは黒いものが大嫌い。だから国中真っ白。黒の国のくろおうさまは白いものが大嫌い。だから国中真っ黒。白の国と黒の国の間は、灰色でした。ふたりは、お互いの国とは行き来しません。だって、相手は嫌いな色ですからね。そこへ、7色のこびとたちがやってきました。
みどりのトカゲと あかいながしかく
著: スティーブ・アントニー
訳: 吉上 恭太
出版社: 徳間書店
緑のトカゲ集団と赤い長四角集団の激しい戦い。トカゲはたおし、長四角はつぶす。「なんのためにたたかっているの?」小さい緑のトカゲがたずねたけれど、あっというまにぺしゃんこに。それをきっかけに戦いはなお一層激しくなっていきます。
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