子どもたちは紙芝居が大好きなのに、絵本に比べて紙芝居の出版は少なくて。
七夕のおはなし会をするのに、紙芝居がほしいなーと思っても、プログラムの構成にぴったりのものがなかったり。
そこで、七夕をテーマにした紙芝居のリストアップしてみました!
★印は、単品で入手可能。
☆印はセット(分売不可)で入手可能です。(2018年5月調査現在)
入手困難なものは図書館から借りるのがおすすめです。
七夕の紙芝居一覧
おりひめ彦星が働かなくなった系
★たなばたものがたり
舟崎克彦:文 二俣英五郎:絵 教育画劇
織り姫と牛飼いは出会ったとたん恋に落ち、自分の仕事を怠るようになります
★なぜ、七夕にささかざりをするの?
若山甲介:脚本 藤田ひおこ:絵 童心社
おりひめが織った美しい布が縁で、ひこ星とおりひめは結婚しました。でもふたりは働かなくなってしまいます。おりひめとひこ星の伝統的なお話しとともに、「なぜ笹飾りをするのか」由来がわかる紙芝居。
☆天の川にかかるはし
小野和子:脚色 狩野富貴子:画 教育画劇
天の川の東のおりひめと西の牛飼い。天の神さまはふたりを結婚させることにしました。けれどもふたりは働かなくなってしまい、天の神さまはふたりを引き離します。ふたりは元気がなくなり、どんどん痩せていったので天の神さまは可哀そうに思い、1年に1度だけ会ってもよいことにしました。7月7日、ふたりが天の川の両岸につくと、カササギが翼を連ねて橋を作ります。この橋を渡って、おりひめは牛飼いに会いに行きます。
うしかいさんとたなばたさん
金成正子:著 白梅進:画 教育画劇
天の神さまの娘たなばたさんは機織りが大好き。天の神さまは娘のお婿さん探しをして天の川の西岸で働き者の牛飼いを見つけます。ふたりは結婚しましたが、働かなくなり、天の神さまはたなばたさんを東に連れ戻します。たなばたさんが泣いてばかりなので、天の神さまは1年に1度、7月7日の夜に会うことを許しました。たなばたさんは、船で天の川を渡ります。
たなばたものがたり
北田伸:著 三谷靭彦:画 童心社
天の川の両岸に、ひこぼしとおりひめがいました。天の神さまのすすめで、ふたりは結婚しましたが、働かなくなってしまいました。天の神さまはふたりにわかれて暮らすよう言います。会えるのは年に1度だけ。でも待ちに待ったその日、天の川は雨で増水。川を渡ることができません。そこへカササギがやってきて、翼を連ねて橋を作ってくれました。
たなばたのおはなし
北田伸:脚本 降矢洋子:絵 童心社
七夕に天の川が大水で困ったおりひめ。そこにかささぎがきて。
羽衣伝説系
うしかいとおりひめ
松岡励子:著,深沢省三:画 NHKサービスセンター
牛飼いは兄の畑でまじめに働いていたが、突然解雇される。すると牛がしゃべりだし、男は牛の指示で天女の羽衣を隠す。男は天女と結婚したが、羽衣を取り返され、天女は天に帰る。牛は、自分を屠った皮で衣を作れば天に昇れるという。男は天に昇るが天女の父は立腹。駆け比べで勝負をすることになる。男は劣勢。天女がくれた道具で奮戦するが、最後の道具の使い方を誤り、川ができてふたりは別れ別れになってしまう。
たなばたのおはなし
工藤市郎:画 西本鶏介:作 教育画劇
羽衣を隠して男は天女と結婚するが、羽衣を見つけた天女は天に帰る。男は千足のわらじを編んで天に昇るが、舅姑の策略で洪水になり、ふたりは別れ別れに。天女は「月に1度会いに来て」と言うが、声が遠く、男は「年に1度」と聞き違えてしまう。
創話
★キラキラぼしのたなばた
あくざわめぐみ・作/絵 2017教育画劇
七夕の夜。まりちゃんは「たくさんお友だちができますように」とお星さまにお願いしました。すると目の前に星の子があらわれて!
★ななちゃんのたなばた
やすいすえこ:脚本 うすいあきこ:絵 童心社
はずかしがりやのななちゃんは、七夕の短冊に「おともだちができますように」とお願いの絵を描きました。けれどもその短冊は風に飛ばされてしまいます。
☆うさぎのみみちゃんたなばたまつり
間所ひさこ:作 新野めぐみ:画 教育画劇
こんやはうれしいたなばたまつり。みみちゃんのお願いは、大きいプリンを食べること。おにいちゃんはロボットになりたいんだって。ふたりのお願い届くかな?
☆どうぶつむらのたなばたまつり
一條めぐみ:絵 教育画劇
人間の世界では今日は七夕なんだって。動物村のうさぎのミーミとネズミのネーネが話しています。でもふたりは七夕がどんなのかわからない。そこで物知りのフクロウ先生に聞いてみることにしました。笹の葉とクリスマスツリー、短冊とおみくじ。どっちが七夕に関係あるかな?参加型紙芝居。
ひみつのたんざく
上地ちづ子:脚本 金沢佑光:画 童心社
ゆみちゃんはおじいさんおばあさんと3人ぐらし。おとうさんとおかあさんは出稼ぎでいないのです。ゆみちゃんは、さといもの葉っぱの朝露をとりました。この露で墨をすって、短冊にお願い事をかきました。おじいさんは、山から笹をとってきて、草で馬も作ってくれました。それから、川で体を清めます。
みんなでたなばた
岩崎京子:作 山本まつ子:画 童心社
園で七夕の劇をすることになりました。あやこは織姫の役をしたかったのに、カササギの役になってしまいました。
たんざくにおねがいかいて
木暮正夫:著 岡村好文:画 教育画劇
なかなか字が覚えられなくて、お寺の和尚さんから暇を出された小坊主の三休。隣村のおばあさんの家に身を寄せることにしました。今日は七夕。そこで、字が書けるようになりますようにとお願いごとをおばあさんに書いてもらいました。おばあさんは言います。お願い事をするだけではなく、自分でも努力しないとね。
もっともっとよかったな
矢崎節夫:著 岡本美子:画 教育画劇
はずかしがりやのキツネくんの願い事は「うさこちゃんとあそべるようになりますように」でも次の日の朝、うさこちゃんはキツネくんに声をかけてくれません。キツネくんの願いはかなうのでしょうか。
ねがいごとはないしょのひみつ
山本和子:著 尾崎曜子:画 教育画劇
クマのララとサルのキータ。七夕の笹を外に出したとたん笹が暴れ出して、ふたりをぶら下げたまま、空に飛び出していきました。
こぎつねたっくんのたなばたさま
茂市久美子:著 津田直美:画 教育画劇
こぎつねのたっくんは人間の子どもが笹をとっているのを見ました。おかあさんから、笹を飾ってお願い事をするとお星さまがかなえてくれると聞いて、たっくんも笹を取りにいくことにしました。たっくんの願いは「目が覚めたら人間の男の子になっていますように」。たっくんのお願い、お星さまに届くかな?
たなばたのこねこ
古山広子:脚本 長谷川知子:絵 童心社
もうすぐ七夕。ある雨の日、てっぺいくんは子猫を見つけます。おうちで飼ってもいい?とママにきいたけど。子猫のために、自分の七夕のお願いを我慢するてっぺいくん。
こねこの七夕まつり
間所ひさこ:脚本 藤本四郎:絵 童心社
こねこのきょうだい、くろちゃん、にゃおちゃん、しろちゃんは七夕飾りを作ることにしました。七夕はお星さまのお祭り。お星さまが喜ぶことってなにかな?しろちゃんは、雨が降らないようにてるてる坊主を作りました。
ばけこちゃんのたなばた
苅田澄子:脚本 中谷靖彦:絵 童心社
ばけこちゃん、ほねこちゃん、カッパのかーくんが七夕飾りを笹につけていると、空に星が輝きだしました。天の川です。空を飛べたらいいな。空を泳ぎたいな。そこで3人は、短冊にお願いごとを書くことにしました。
その他
ひかりの星
浜田ひろすけ:原作 大畑いくの:絵 教育画劇
天の川の近くに3つの星がありました。ひとつは赤、ひとつは青、残る一つは色もないような弱い光の星でした。日が暮れて光る前には、天の川から水をくむ仕事があります。ある日、カササギが行き倒れになっていました。赤と青の星が先を急ぐなか、弱い光の星は汲んできた大切な水でカササギを介抱します。
ほしでつくったはし(フィンランドの民話)
宗方あゆむ:文 河内日出夫:画 教育画劇
ズミラスとサラミは流れ星に「早く結婚できますように」とお願いをしました。ところが山の魔法使いがサラミを見初め、ズミラスに大金とひきかえにサラミを諦めるよう言います。ズミラスは断ります。サラミも宝物よりもズミラスを選びます。けれどもサラミの養母は宝物に目がくらみ、魔法使いに加担。ズミラスとサラミは逃げ出しますが、追いついた魔法使いによって別々の遠い星に飛ばされてしまいます。そのとき願いをかけた流れ星の声が聞こえてきました。「近くの星を集めて橋を作りなさい」ふたりは星を集めてつなぎ、もうすぐつながるというとき、再び魔法使いがあらわれます。流れ星たちは一斉にとびかかり、魔法使いは宇宙の果てに落ちていきました。橋はできあがり、ズミラスとサラミはずっと一緒にいられるようになりました。そのときの橋が、天の川なのです。
りゅうになったおむこさん(滋賀県の民話)
今関信子:脚本 西村達馬:画 教育画劇
山の池のヘビが、3人娘のうちのひとりと結婚したいと言ってきました。ふたりの姉は嫌がり、末娘が嫁入りすることに。実はヘビは池の神さまで、ふたりは仲良く幸せになりました。けれども池の神さまは、雨をふらせるために7日に1度天に昇らなければなりません。妻に「絶対開けてはいけない」と箱を預けます。留守中、ふたりの姉がやってきて、
箱を開けてしまい、神さまは地上に戻れなくなりました。でも、年に1度だけ戻れる日があります。その日、軒先に短冊をつけた笹を飾れば、それを目印に降りてこられるのだそうです。
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