小学校高学年の読書感想文の書き方 構成とまとめ方

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読書感想文


小学校高学年の読書感想文は、低中学年のころよりも「構成」や「まとめ方」を工夫して書くことが求められます。
ここでは、小学校高学年の読書感想文にはどのような構成がよいのか、どうまとめたらよいのか、おうちの人が声がけをするときに気をつけるポイントをお話しします。

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小学校高学年の読書感想文の書き方

テーマの発見・何を書くか

小学生の読書感想文では、
低学年のときには、自分で気がついたことを書いて、
中学年では、気がついたことのうち一番強い印象について書きました。
高学年では、「なにについて書くか」が重要です。

高学年むけの読み物は、直接わかりやすい描写ばかりでなく、登場人物をとりまく環境や情景、行動や会話などから推察して理解しなければならない表現も出てきます。
そのためには、何が書かれているかだけでなく、どのように描かれているかに着目して読むのがポイントです。

このような表現を読み解きながら、登場人物の心や状況の変化などをとらえていきましょう。
こうして読んでいくと、何が全体のテーマなのかがわかってきます。

高学年の読書感想文では、この「本のテーマ」について自分の考えを述べていきます。

構成の工夫・どのように書くか

低学年では、本に何が書いてあるかを理解して順番通りに書くこと、
中学年では、書く内容の中心を明確にすることが求められました。
高学年では、これらをさらに発展させ、全体の構成を整えていきます。

学校高学年の読書感想文の構成

小学校高学年の読書感想文は、感じたことをそのまま順番に書くのではなく、読む人にわかりやすく伝わるような工夫が必要です。
そのためには、自分が伝えたいことをはっきりさせ、筋道を通して文章を組み立てなくてはなりません。
筋道の通った文章とは、「わたしはこう考える…なぜならば」「このようなことがあった…だからこうなった」など、つながりを意識して整えることです。

読書感想文全体の構成は、まとめ部分の場所により、「頭括型」「尾括型」「双括型」があります。
「括」はくくり・しめくくりの意味で、論のまとめ部分をあらわします。
頭括型は「結論」→(なぜなら)「理由」
尾括型は「理由」→(だから)「結論」
双括型は「結論」→(なぜなら)「理由」→(だから)「結論」
の構成になります。

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高学年の読書感想文では、双括型を採用することをおすすめします。
初めに結論を書いて読み手の関心をひきつけ、つぎにその結論を裏付ける理由を述べ、最後に結論を強調する構成です。
理由の部分では、本に書いてあったことと自分の知識や経験を照らし合わせ、結論に至った道筋を明らかにします。
このとき、論旨がぶれることのないように注意しましょう。

高学年の読書感想文のまとめ方

双括型の構成にあてはめて、まとめていきましょう。
始めに、簡単な結論を述べます。
最後でも結論を書くので、ここではこれから感想文を読む人にむけての案内程度にとどめておきます。これに続く理由の足がかりの役目も果たします。

次に、はじめに述べた結論の根拠を述べていきます。
この部分が、感想文の本論になります。
本のテーマがわかる描写や自分の理解と、これまで自分が抱いていた考えや知識、経験を結びつけて書いていきましょう。
例えば、主人公の行動やセリフから読み取ったことについて、自分はどう思うか。自分の似た経験ではどうだったかなどを書きます。
ここは、賛同でも反論でもかまいません、自分の考えを書きましょう。

最後に、もう一度結論を書きます。
ここは、本論から導き出された結論で、はじめに書いた結論を強調する部分です。
始めからこの部分まで、一貫した主張になるように気をつけましょう。

最後の文章は、本を読んで得た今回の結論によって、今後自分はどうするか、どう役立てるか、新たな展望などを書くと感想文のしめくくりが引き締まります。

まとめ

小学校高学年の感想文は、低中学年のころと違い、いよいよ本格的な論述の趣があります。
難しそうですが、できあがりは断然かっこよくなります。
ここで型のひとつを覚えれば、今後の学習にも役立つことでしょう。
テーマを見つけ、構成を工夫して、かっこいい読書感想文が書けますように!

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