おじいちゃんおばあちゃんが出てくる絵本はたくさんありますが、ここでは、悲しかったり辛かったりしない絵本と紙芝居を集めました。
敬老の日にあわせて、お年寄りにありがとう、長生きしてねの気持ちが生まれる絵本と紙芝居です。
敬老の日 読み聞かせの絵本
『ぼくとおじいちゃん』
みやもと ただお/作 くもん出版
子熊とおじいちゃんは大の仲良し。一緒に遊んでいて、子熊はおじいちゃんのシワが気になります。おじいちゃんにはどうしてシワがあるのかな?
「それはなー うまい やまぶどうを はらいっぱい たべると うれしくて あっはっはって わらって いたからさ」と答えるおじいちゃん。そして一緒に山ぶどを食べます。
魚とり、虫とりでも、おじいちゃんは遊びながらやさしく答えてくれます。
『おばあちゃんすごい!』
中川 ひろたか/文 村上 康成/絵 童心社
ある日、園庭におばあさんがやってきます。「ひろたかなりって子は おらんかね?」みんなそんな子は知りません。すると、おばあさんは子どもたちが遊んでいたお手玉を目にして、「ちょっと貸してみんさい」と一緒に遊び始めます。折り紙、コマ回し、けん玉もとっても上手です。おばあちゃんは、長い間生きてきて、いろんなことができるんですね。
敬老の日の紙芝居
『けいろうのひ』
いとう みき/作 絵 教育画劇
9月第3月曜日は、敬老の日。ゆうくんとももちゃんのおじいちゃんは、温泉に行く電車の中で、不思議な「養老の滝」の昔話を聞かせてくれます。祝日の由来を楽しく伝える紙芝居。12場面
『おばあちゃんありがとう』
村山 桂子/原作 教育画劇編集部/脚色 柿本 幸造/画 教育画劇
ある秋の日。森のくまさん一家は、川へ魚釣りにでかけました。
おとうさん、おかあさん、子熊のルー。そしておばあさん。ルーは元気に先頭を歩きます。
でもおばあちゃんは、一番うしろでなんだか歩くのが辛そうです。
川につきました。みんなで魚釣りをしますが、おばあちゃんは釣らないんだって。
夕方、一番たくさん釣れたのはおとうさん。次はおかあさん。ルーだってちょっとは釣れましたよ。
でもね、おばあちゃんの若いころは村一番の釣り名人だったんだって。
おうちに帰って、おはあちゃんのお話をききました。
おばあちゃんてえらいんだね。おとうさんが大きくなったのも、ルーがおおきくなったのも、おばあちゃんのおかげ。
おばあちゃんありがとうっていわなきゃね。
12場面
敬老の日のねらいにあわせて子どもに説明
敬老の日は、国民の祝日に関する法律 第二条で
敬老の日を子どもに説明するなら
おとしよりは、みんなが生まれるよりも前から、ずっと働いてきました。
長いながいあいだ、ずっとね。
お仕事だけじゃないですよ。
おうちのことをしたり、子どもを育てたりね。
孫をかわいがったりね^^;
それで、敬老の日は、お年寄りにいつもありがとう、元気で長生きしてねという気持ちを伝える日なのです
子どもにとって、最も身近なお年寄りはおじいちゃんおばあちゃんですね。
けれども、お年寄りというには若いおじいちゃんおばあちゃんのおうちもあるでしょう。
(ライフスタイルの多様化から、祖父母の年齢層が父母の年齢層と重なっている可能性があります)
また、子どもたちのなかには祖父母と接する機会がなかったり、死別した子もいます。
血縁にこだわらず、お年寄りみんなというニュアンスで伝えます。
ねらいは、祖父母や高齢者に対して尊敬する気持ちを持つこと、思いやりの心をもつこと、長寿を祝うことがポイントになるでしょう。
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