夏休みの読書感想文。どんな本を読もうかな?図書館に来てみたけれど、本、たくさんありすぎて選べない!
4年生になっても、読書感想文を書くにはまだまだ要所で大人のサポートが必要です。
夏休みの読書感想文は、親子で取り組むのがおすすめ。
まずは本選びから、図書館司書がお手伝いします。
4年生の読書感想文が書きやすい本とは
読書感想文とは、読書して→感想を→書くこと。(アタリマエですけども)
で、読書感想文どうして書けないの?と、小学校中学年のころのわたしを振り返れば、
「読書」のあとの「感想」で、はたと止まる。
本を読んでも、ストーリーはわかるけど、とりたてて何かを感じた自覚がない。
たぶん、何か感じてるはずなのだけど、よくわからないのです。
(このあたりで、親に叱られて泣いていた思い出)
そのため、そこから続く「書く」にまで至らず、というパターン。
それなら、読書感想文の流れを逆にたどって…
書くためには、→感想がわかりやすい本を→選んで読めばいい!
ということになるでしょうか。
4年生の読書感想文のための本の選び方
読書感想文を書くための、感想がわかりやすい本を選ぶには、内容に着目します。
くやしいだろうなあ
涙でちゃうかも
ほっと安心
…と思いました。などと書けるような、登場人物の気持ちを推し量れるもの。
自分と同じだな
自分ならこうするのにな
自分もやってみたいな
…と思いました。などと書けるような、自分に置きかえて考えられるもの。
そのためには、内容が自分の環境に似ていたり、興味関心のある分野の本を選ぶのがおすすめです。
小学校4年生の読書感想文なら、同じ年頃で、学校での先生や友だち、家での親や兄弟との関わりなどが書いてある本や、スポーツや習い事、好きな事柄が含まれている本などがいいでしょう。
4年生の読書感想文 主人公が同学年のおすすめ本
ここでは、感想文を書くために読む本として、自分との共通点である、主人公が小学校4年生の本を選んでみました。
『先生、しゅくだいわすれました』
作:山本悦子 絵:佐藤真紀子 出版社:童心社
宿題を忘れてウソの言い訳をしたゆうすけ。先生は「ウソをつくならもっと上手につかなくちゃ」と言います。そして上手にウソがつけたら、宿題を忘れてもしかられないことに!クラスのみんなもこぞって宿題を忘れることにしました。「聞いた相手が楽しくなるような上手なウソ」のため、みんなは宿題をするよりも時間をかけて、ウソを創作します。
『かあちゃん取扱説明書』
作:いとうみく 絵:佐藤真紀子 出版社:童心社
哲哉のかあちゃんは、いつもガミガミうるさくて、家で一番威張っている。おとうさんの忠告は「ほめれば機嫌が良くなる」扱い方次第だと。そこで、かあちゃん取扱説明書を作ることにした哲哉。トリセツの完成度をあげるため、かあちゃんをじっくり観察すると、いままで知らなかったかあちゃんが見えてきます。
『ぼくのつばめ絵日記』
作:深山さくら 絵:宮尾和孝 出版社:フレーベル館
4年生になる春、雄太は転校することになりました。引っ越してきた町でツバメと出会い、観察日記をつけ始めた雄太。自然のなかで生きるツバメをつぶさに観察しながら、その過程で育まれる、新たな土地での人々とのつながり。友だちと別れて転校した自分と、渡りをするツバメをオーバーラップさせて描かれます。
『お昼の放送の時間です』
作:乗松葉子 絵:宮尾和孝 出版社:ポプラ社
4年生になって始まった委員活動。超引っ込み思案でクラス一背が高いかえでは、憧れの放送委員に。ペアになったのは、おっちょこちょいでおしゃべりな学年一チビのこうへい。
おしゃれなDJを目指していたのに、お昼の放送は夫婦漫才のようになってしまいます。けれども、こうへいの意外な一面に気づき、認識が変わっていきます。
まとめ
読書感想文は、書き方にもコツがありますが、そもそも本を読まないと始まりません。
そして、できれば、楽しく読みたいもの。
自分と等身大の子どもが主人公のお話なら、同級生として、あるいは主人公になりきって、自分自身の言葉で「感想」を紡げるのではないでしょうか。
4年生の夏休み、楽しく感想文が書けますように。
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